1.6~11日記

1.6月

4時起きで朝から普通に労働。正月モードが終わり、やっと通常営業。暇かなと思ったらそれなりに忙しかった。その他特筆すべきことはなし。終わって急いで、東中野へ。ポレポレ東中野にて、映画『さよならテレビ』を鑑賞。超満員ぱんぱんのポレポレ、わたしは地べたに座布団席だった。『ヤクザと憲法』という名作を生みだした、たぶん今日本でいちばん尖がったテレビ局、東海テレビの土方宏史監督の新作。今作はなんと東海テレビの内側に焦点を当てたドキュメンタリー。ヤクザと憲法ほどの驚きとかはなく、あまり劇的なことは起こらないのだけど、笑っちゃうくらいクズな契約社員がいたり、アツいジャーナリスト崩れの記者がいたり、張り切ってたメインキャスターが1年で降ろされたり、最後は、あれ? これ、ほんまにドキュメンタリーやったん? もしかして台本あって仕込みやったん? って気にもさせられる。なかなか見ごたえあるドキュメンタリーでした。映画の途中くらいから、喉に違和感。あれ? なんか喉痛いんですけど、風邪? まさかね。。。

 

1.7火

朝から宅急便のお兄さんが何回もやってきて、アマゾンが届きまくる。そう、一昨日わたしが乞食リストを載せたら、全国の心やさしい方々プレゼント送ってくださったのである! 涙! みなさん本当にありがとうございます。午後から持病の月イチの病院で虎ノ門へ。雨が降ってて寒い。血液検査して待って、診察入って待って、高級お注射して待って、待って待って待って、精神科の診察。精神科の診察が2時間半遅れという意味がわからないことになってて、もはや予約って何? ってなった。片頭痛のお薬で指が痺れる副作用が出た旨を伝え、薬を変えてもらった。これでよくなるといいのだが。しかし、喉が痛い。咳が出る。信じたくないが風邪引いたっぽい。嫌だ。今週ライブあるのに。帰りにドラッグストアで麦門冬湯という漢方とペラックのど飴を買った。痛い出費。しかし健康には変えられない。というか、わたし今日一日でどんなけ医療費薬代にお金使ってるんでしょう? 軽く4万超えてるんじゃ? 泣ける。しかし健康には変えられない。帰ってポストを開けるとまたしても不在票が2枚。アマゾンさんから本が2便。ということでこんなにも本が届きました! みなさま、本当に本当にありがとうございました! 読書はわたしの血となり肉となるでしょう。

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1.8水

4時起き。やばい、咳が止まらない。喉が痛すぎる。漢方を飲み、のど飴を舐めて労働へ。なるべく声出したくないけど、仕事中はそうもいかず。やばい。この感じやと明後日には声かすかすになっている予感。病院行こう! わたしはなんでもすぐに病院行くことにしている。自分の自然治癒能力を全く信用していないので。夕方までなんとか働いて、仕事あがってマッハで足立区へ帰り、もよりの耳鼻咽喉科へすべりこむ。熱を計ると37.1度。一応インフルエンザの検査しましょうといわれ、こよりを鼻の穴にぶち込まれる。待つこと5分。再び呼ばれて診察室へ。「あらーインフルエンザA型だね」といわれる。うっそー! ということで、土曜までは出勤停止です、薬はタミフルにするか、最近使うようになった一回だけ飲めば効く新薬ゾフルーザにするかと聞かれ、なんか強そうなのでゾフルーザにしてくださいとお願い。病院を出て、職場に電話。インフルだったので明日は仕事行けない旨を謝罪、そして円盤のT口さんにもメール。ああ、まさかこんなことになるなんて。えらいことになってしまった。新年早々、ついてない。でも仕方ない。しかしお熱37.1度でインフルってこともあるんやね。何か栄養のあるものを食べねば思い、しかし喉が痛い。おじやを作ろうと思ってまいばすけっとでレトルトごはんとたまごとしめじとほうれん草を買って帰り、おうちでひさしぶりに料理。ふと、普段全く料理しないのに、なんでインフルのときなんかにわたし料理なんかしてるねん? おかしくない? ってなったけど、誰も作ってれる人おらんからやむなし。おじやはおいしく出来ました。

 

1.9木

ゾフルーザが劇的に効いた模様で、朝熱を計るともう35.9度まで下がっている。おまけに咳も出ない。すごい。薬すごい。しかし粘膜系を全般やられていて、喉は痛いし、鼻水と涙がだくだく流れる&鼻の奥がじんじん、目もあんまり開かない。寝といた方がいいのやろうけど、わたしは不眠症なので寝るとしたら睡眠薬をあおらないといけなくて、規定量は昨夜飲んだから、ここから更に寝るためにはODすることになるのでそれはそれで憚られる。しばらく布団でごろごろするも、飽きて起き出してこたつへ移動。鼻水と涙がとめどなく出るのでティッシュの消費量がすごい。こたつで読書。 キム・ヘジン著『中央駅』読了。

中央駅

中央駅

 

 ホームレス男女の物語。男は朝夕炊き出しに並び、アル中で死にかけの女を愛し、社会の底で肉欲に耽る。最後はとてつもない絶望。わたしは舞台を勝手に西成に置き換えて読んでしまった。著者のキム・ヘジンはわたしと年もそう変わらないのに、このレベルの小説を書けるってすごいなあ。韓国文学がここのところ来てますが、いちばん好きな作家かも。あとは色々ぱら読みしたり、アマゾンプライムで千鳥の番組見たりして一日だらだら。ごはんはおじやの残りを食べた。

 

1.10金

引き続きインフル療養中。普段の4時起きが癖になってるので、起きなくていいのに4時半に起きてしまう。カフェオレ淹れて、読書。キンドル向井康介著『大阪芸大:破壊者は西からやってくる』読了。 

大阪芸大:破壊者は西からやってくる

大阪芸大:破壊者は西からやってくる

  • 作者:向井 康介
  • 出版社/メーカー: 東京書籍
  • 発売日: 2019/07/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

懐かしい河南町~喜志駅界隈の描写を読んで胸がきゅんとなったり、向井さんをはじめ山下監督、熊切監督、柴田監督、赤犬のみなさん、あら恋池永さんなど、鬼才たちの青春時代が描かれていてそれはそれはまぶしくて、10年下のわたしの時代とはこうも違うのか~と羨ましくなることひとしおだったけど、あとがきの「そこには芸術だけがなかった」というのにはめちゃくちゃ頷いた。続いて、濱野ちひろ著『聖なるズー』読了。

聖なるズー (集英社学芸単行本)

聖なるズー (集英社学芸単行本)

 

10年間にわたりパートナーから暴力をうけてきた著者が、犬や馬とセックスをする人々を取材することで、愛とは、性とは、パーソナリティとは、と見つめ掘り下げていくノンフィクション。世の中にはこんなにも動物とセックスする人がいたことに驚いた。しかもみんな、本当に動物を愛し、だいたいは求められるからしているという。中にはオスの犬の陰茎を自分の膣の中に入れている女性もいて、犬は射精もするといっていて、その場合、妊娠ってないんだろうか。とか変な心配をしてしまった。 わたしは小鳥としか暮らしたことがないから、動物とセックスってちょっと全然わからない。世の中にはいろんな人おる。ごはんは、相変わらずおじや。すっかりおじやにはまった。今日はシーチキンを入れて作ったらおいしかった。わたしは白米は好きじゃないけど、おじやにしたら食べられる。

 

1.11土

もう喉の痛みもないし、鼻水も出ない。すっかり治ったといってもいい感じ。薬のおかげやけど、インフル、治りがすごく早かった。たぶんそんじょそこらの風邪より断然早かった。しかしもう治ったに等しいのに今日まで謹慎期間なのでおでかけ厳禁。今日は本当はo-westへヒゲの未亡人スペシャルライブを見に行く予定だったのに。行こうと思えば行ける元気はあったけど、行って周りにインフル菌をばらまいてテロをおこしてしまうといけないし。がまんがまん、で家で読書。色々乱読。ごはんは今日もおじや。今日はさば缶を入れてみたら青臭くてあんまりおいしくなかった。

 

1.12日

4時起きで朝から労働へ。インフル謹慎期間が解けてやっと労働へ復帰! この3日間暇だったので働けるのはありがたいなあとしみじみ思う。みんなに迷惑かけてごめんなさいと平謝り。しかしわたしがインフルで休んでる間に我が職場では新たなる事件が起こっていた! 何やら同僚のYさんという古株の子が実は某有名マルチ商法Aをやっていて、同僚たちにその勧誘をはじめたらしいんである! おやおやおや! 我が職場の喫茶店はお客さん同士マルチの温床となってて、みんな毎日はたから見ててうんざりしてるのに、まさか身内にそっち側がいるとは! それもA! 確かにYさん、謎のサプリメントをいつも飲んでて、あと自前の水をいつも持ち歩いてて、言われてみるとあれもAの製品かーって感じ。わたしはまだ誘われてないのやが、さすがにダントツ年上でお局のわたしには声かけてこないかなあ。