1.7〜13日記

1.7月
電気毛布を入れたらあったかくて朝までよく寝た。ゆっくり起きてお風呂を沸かす。ひさしぶりの家風呂。普段はシャワーしか入らないのだけど、病院でもずっとシャワーしか入れなかったし、とにかく家が極寒だったので温もらないと! という気になってお風呂。上がって髪を乾かしたりしつつ、トランクを開けて準備。今日から映画の撮影で長野へ2週間泊りがけなのである。だいたいは入院してたときのままで行けるんだけど、どれくらい寒いのかわからず荷造り難航。まあホテルはコインランドリーあるから途中で洗えばいいし、そもそもパンツもヒートテックもたくさんないからあるだけ詰めればいいか。ユニクロで買った真っ赤なダウンと、お客様にいただいたビスコトートバックをおろす。新年やしね。お昼過ぎに家を出て、電車で新宿。新宿郵便局前で待ち合わせで、ロケバスに乗り込む。ひさしぶりにシャバに出てきたからか、ああ新宿、ああロケバス、ああ首都高、といちいち感動&興奮。興奮してたので全然眠くならず、2時間半ずっと外の景色を見ていた。18時半頃に長野県上田市の宿泊するホテルにみんなで到着。ホテルの部屋の鍵を渡されて今日は解散。晩ごはんはバレ飯というやつで、それぞれ個人で食べてきて、領収書かレシートを持ってきたら精算してくれるシステムなんだけど、800円までのレシートじゃないとだめで、1円でも超えたら精算してくれないらしい、きびしー。とりあえず荷物を置いて、まだ誰とも仲良くなってないのでひとりで外へ探検に出る。長野、どれくらい寒いんやろ〜とびびっていたのだが、そんなには寒くない。東京の2割増しくらいかな? 土地勘がないのでとりあえず上田駅まで歩いて、お店屋さんあるかな〜と見てみたけれど、ひとりお蕎麦屋さん入る勇気もないし、800円だからあんまり高い店はいけないし。結局うろうろした挙句、コンビニ飯でいいかってなって、サラダ巻きと野沢菜漬けとルイボスティ―を買ってホテルへ帰る。ひとりでテレビを見ながら野沢菜かじる。うまい。しょっぱいけど半分ぐらい一気食いしてしまった。ああこんなコンビニ飯ですら、病院飯と比べたら夢のようにうまい。しかし、部屋が寒い。暖房がなかなか効かないので29度に設定する。と、乾燥で喉とお肌が危ない。しかし寒さには勝てず、一晩中暖房つけっぱなしで寝た。そしたら喉がかぴかぴで夜中何度も目が覚めてルイボスティ―がぶ飲みしてしまった。

1.8火
5時に起きて、お風呂にお湯を貯めて、入浴剤も入れて優雅にバスタイム。上がって髪乾かして仕度して、ロビーにある無料のコーヒーをもらいにいったら朝ごはんのおにぎり弁当をスタッフさんがどうぞっていってくれたので貰って部屋で食べる。8時過ぎにロビーに集合。H岩さんとM木さんと3人でロケバスで撮影場所の病院へ。M木さんは、わたしが好きなあの映画のダークヒロインを演じておられた方で、わたしこんな怖い女おるんか! とトラウマになったほど怖かった方なのだけど、普段はとってもやさしい綺麗なおねえさんだった。女優さんってすごいんやな〜と噛みしめる。40分ほどして病院に到着。なんとここは標高1000mならしい。寒いけど天気がよかったので気持ちよかった。支度部屋へ入って衣装に着替え、メイクさんにメイクしてもらう。今回わたし、顔はほぼすっぴんなのだけど、とある場所に特殊メイクを施してもらわないといけないのでちょっとたいへん。しかしメイクさんってすごい、なかなかのぎょっとする仕上がりに。準備が出来たら撮影場所へ。案内してもらったそこが! もーめちゃくちゃかわいくて大興奮! 今回、なんというか、わたしの部屋的な場所があるんだけど、そこが夢のような古臭い子ども部屋って感じで、そこにはわたしが求めていたそれが! ここに住みたい〜とはしゃぐ。しかし美術さんがすごく頑張って作ってくれたこんなに可愛い部屋も、映るのはたったワンシーン。贅沢やな〜。映画ってすごいな〜。わたし、こんなに大きな規模の映画に参加させていただくのは産まれてはじめてなのだけど、映画ってスタッフさんの働きがものすごーく重要で、スタッフさんのてきぱきとしたなめらかなチームプレイで成り立っている。役者はそこにいればいいだけだけど、スタッフさんは常に動き回っておられて、見ていてははーっとなる感じ。そして、映画って同じシーンを本当に何度も何度も何度もやるんですね! 噂には聞いてたけど、本当に何回もやった。リハも本番も色んな方向から何回も撮る。大会議室に移動して、お昼ごはんタイム。お弁当は鶏肉の焼いたやつ、ポテトサラダ、いんげん、五目切干大根に五穀米いんげんはガーリックが効いてて、ポテトサラダもおしゃれなハーブな味がした。あとお味噌汁もあった。わたしは特殊メイクがあるのでみんなより20分早く支度部屋にいかなきゃだったので急いで食べていたのだけど、スタッフさんたちのごはんのスピードは速かった。みんなそれぞれ持ち場の仕事があるからか、あとこういう現場に慣れてらっちゃるからか、ほんの5分ほどでお弁当ぺろっと食べて現場に戻っていかれた。す、すごい。食べて支度部屋でまた特殊メイク。仕上げて現場へ。今度はとあるわたし的に山場なシーン。リハから本気でやっていたら結構身体的ダメージが。しかしぶじオッケーが出たのでホッ。もうワンシーン撮ったら本日は終了。支度部屋で着替えて、ロケバスでみんなでホテルへ帰る。今日はキャスト陣みんなやっと打ち解けたので、みんなでごはんに行こうというおはなしに。ホテルの人に近くのおいしい場所を教えてもらい、この辺ではいちばんおいしいという蕎麦屋の刀屋さんへ。みんなでお蕎麦を食べた。とろろそばの小盛を頼んだのだけど、小盛なのに結構な量で満腹に。お店の人がとてもよくしてくださり、おまけに色々出してくださった。そば茶の寒天がおいしかった。食べ終わった頃に店員さんが徐に色紙を持ってらして、みんなでサインした。なんかわたしまでゲーノー人になった気分だった。お店を出てもまだ18時。みんなでコンビニに寄って帰った。明日は6時入りなので早めに寝ようと思ったけどそんな早く眠れるわけはなく、テレビをだらだらみて過ごした。

1.9水
4時起きでお風呂に入って準備して、6時にホテルから徒歩3分くらいのところにあるマンションの一室の支度部屋へ。なんと雪が待っていて地面うっすら積もっていた。支度部屋で衣装に着替えてメイクさんにメイクをしてもらい、待機室で朝ごはん。今日はサンドイッチだった。食べてたら主演のひとりのAさんがいらっしゃりご挨拶。背が高くて映像でみるよりかっこよかった。キンチョー。みんなでロケバスに乗って現場へ。現場は超山の上で、道中の景色が完全雪国。現場について、待機場所で待つ。なんとこの早朝、吹雪の中、野外シーンの撮影なんであーる。信じたくない。調べたらマイナス8度ならしい。待機場所でうなだれていたら、Aさんがなんと、充電型の手元ポカポカ湯たんぽをプレゼントしてくださった!嘘でしょ!だって、あの俳優Aだぜ!わたしごときにまで、そんなプレゼントしてくださるの!しかもいちばん欲しいやつ!嬉しすぎて感動。していたのもつかの間、午前中いっぱいかけて超過酷な撮影が待っていた。とある野外の中庭シーン、吹雪いている上に風も強く、超極暖を着ていてカイロを貼りまくっていても泣きそうに寒い。昨日も書いたけど、映画って何回もリハをするし、色んな角度から撮るので、短いシーンでも時間がかかる。身体の芯から冷えるってこうゆうことや、と骨身に沁みて実感。しかし、Aさんはすごかった。全然さぶそうにしないのである!待機時間もベンチコートを着ずに毅然と立っている。プロや〜。人生でいちばん寒かったけど、みんなでさびーっとかいいながらわいわい撮影するのはなかなか楽しい体験だった。苦楽を共にすると一気に打ち解けられるもんやね。おひる休憩で室内に入ると、暖房がついてて天国みたいにあったかかった。室内って、暖房ってありがたいっと幸せを噛みしめる。おひるはお弁当に豚汁までついていた。カツと魚とひじき。ボリューミー。食べたあとの次のシーンはお休みなので待機室でだらだら。3時間ほど待っていたら、スタッフさんが呼びにきて、出番かと思ったら日が暮れてしまったので次のシーンは延期になりましたのでバラしで!といわれる。ガーン。着替えてロケバスでホテルに帰還。夜はバレ飯だったのだけど、食べに出る元気はなく、コンビニでおでんを買ってホテルで食べた。夜、テレビでヒッチコックの鳥がやっていて、何気に見たことなかったので見てみた。鳥好きにはアツい映画だった。

1.10木
6時に起きて、身体に違和感が。なんでか全身が筋肉痛である。別に激しい運動はしていない。なんでやろ?たぶん昨日極寒の野外で撮影中、ずっと身体に力入っていたからであろう。寒いと筋肉痛になるなんて。おそろしや。とりあえずお湯溜めてお風呂。このところ毎日お湯を溜めて浸かっているのだけど、お風呂っていいもんですね。8:45にロビーに集合して、ロケバスで現場へ。今日も寒そう。今日も野外シーンがあるので心配。支度部屋に入って、着替えてメイクして現場へ。まずは室内のシーン。食べるシーンだったのだけど、ちょびちょびしか食べてないのにテストやリハのたびに食べてたら結構食べてしまった。食べるシーン終わりで、おひるやすみ。なんか食べてばっかりだけど、お弁当は鶏肉と大根の煮物、ミートボール。今日もスタッフさんたちは食べるのが早かった。おひるからは野外のシーンの撮影。超極暖にカイロ貼り貼りで挑む。昨日よりはマシだったとはいえ寒かった。長時間屋外にいるのは自殺行為である。しかしわたしたち役者はカメラや機材セット中は室内で待機できるけど、スタッフさんたちはずっと外。本当に大変なお仕事だなあと思う。あと、今回で知ったんだけど、雲行きを見る専門のスタッフさんがいて、ずっと空を見ていて、「あと2分で雲が切れます」とか「しばらく揺れます」とか言ってて、光の加減で見えかたが全然変わるから、これも大切なお仕事。いやー映画ってすごい。野外シーンも無事撮り終わり、わたしは今日はこれで終わり。着替えてロケバスでホテルに帰る。共演者HさんとKさんは2日空くので一旦東京に帰るらしい。ちょっと淋しい。ホテルに帰ってもまだ15時半とかで暇なので上田の街を散策に。目をつけていた喫茶故郷とゆう店に行ってみた。カランコロンと入り口をあけると、小さい可愛いおばあさんがいらっしゃいませーと迎えてくれ、ほの暗い店内はうすーくクラシックが流れていていい感じ。メニューもなく、ぼんやりしていると、頼んでもないのにコーヒーが。しかも、卵焼き、ゆで卵、こんぶ茶が付いてきた!卵に卵!新しいネ!そして一杯飲みおえた頃に勝手に2杯目が出てきた!なんとすばらしいサービス!コーヒーは酸味が全然なくって、こんがりした味がする好みのタイプだった。そうゆえば、新年初喫茶店、退院後初喫茶店。あ〜またこうやって喫茶店にこれるようになって本当によかった。2時間くらいぼんやり過ごしお会計はなんと300円だった。コーヒー2杯に卵焼き、ゆで卵(←残してしまった)、こんぶ茶で300円。信じられない安さ。お店を出てまたぷらっと散歩。ベーグル屋さんがあったので晩ごはんに買った。夜はホテルのそばにある上田映劇とゆうふるーい映画館で豊田利晃監督『泣き虫しょったんの奇跡』を見た。さっきまで一緒に撮影していた役者さんが二人も出ていたのでなんか不思議な感覚だった。二階席まであるひろい映画館で、お客さんはわたしと、あとおばさんがひとりだけ。このおばさんが、いちいち映画にツッコミ入れたり爆笑したりしながら見るタイプの方で、ふたりっきりなのに賑やかだった。見終わってとぼとぼ部屋に帰り、ベーグルを食べて寝た。

1.11金
今日はわたしは出番がなくて空き日。とりあえず朝コインランドリーで洗濯をして、フロントで近くに温泉ありますか?と聞く。徒歩圏内にはないらしく、電車で30分かかるらしいんだけど、暇なのでいってみることに。駅前のATMで、12月に入院してキャンセルになってしまったライブのキャンセル料を振り込んで(涙)、上田駅上田電鉄別所線とゆうのに乗って終点まで。この電車、ワンマンカーで雪国らしくドアは手動。しかもすごく空いていて別所温泉駅まで30分、たいへん快適だった。東京に住んでいると、電車=混んでいる、窮屈、地獄、みたいなイメージだから、こうも違うのか!って感じ。駅について、徒歩3分くらいのところにあいそめの湯って日帰り温泉があり、そこへ。露天風呂もあって500円なのはお得、東京だと銭湯でも460円するし。朝10時なのに、女湯は結構混んでいた。地元のばあさまたちの社交場になっている模様。内風呂と露天風呂と壺風呂があって、壺は取り合いだったけどなんとか入れた。露天、外が雪山なので見晴らしが良くて気持ちがよかった。お風呂の良さがわかるようになったのってわたしほんと最近。大人な気分。あがってロビーで水を飲みながらぼんやり。電車は1時間に一本とかなので、時間までおみやげをみたりして待つ。上田駅に帰ってきて、みんながおいしいとゆっていた中村屋とゆううどん屋さんへひとりで行く。と、共演者のMさんが偶然いらっしゃったので一緒にうどんをすすった。ここは馬肉うどんが売りの店。馬肉が甘辛く煮てあっておつゆも甘めでおいしかった。Mさんとお店の前でバイバイして、わたしは暇なので駅の反対側のアリオさんへ行ってみることに。東京のアリオさんよりは店数少ないけど、暇つぶしにはなった。1時間にくらいぶらぶらして特に何も買わずホテルに帰還。夜まで部屋でだらだらして、再びお外へ。たまたま歩いた通りで良さげな古本屋さんをみつけた。しかも1冊50円とやすい。しかしトランクぱんぱんで荷物増やしたくないので買うのは我慢。ふらふら散歩してコンビニでまたおでんを買い、ホテルでテレビ見ながら食べて寝た。

1.12土
8時頃まで寝て、起きてもしばらく布団で読書。そしてゆっくりお風呂に入って準備。12時にホテル出発してロケバスで現場へ。ついてお弁当を食べていたら、なんと、原作者のH先生が現場見学にいらっしゃった!わたしはH先生の小説何個か読んでてファンだったので胸アツだった。食べて支度部屋へ。行くと今回主演のTさんとKさんがいらっしゃり、みんなでおしゃべり。していたらTさんがわたしを根掘り葉掘りインタビューしてくださり、ホームページまで検索してくださって、「ひとりで脱げるもんってなんやねん!」と爆笑してくださった。うれしい。Tさんはテレビでみるまんまの愉快で朗らかなおじさまだった。Kさんともバツイチ仲間と発覚して手を握り合った。なんか本当に、わたしごときにまで話してくださって、みんなお優しくって涙涙。着替えてメイクして、現場へ。今日はわたしはワンシーンだけだったのだけど、セリフはなくアドリブで動くだけのシーンだったのだけど、Tさんが「◯◯◯(役名)はAさんの真似して声出してついて行ってみたらええ。やりすぎたら監督ゆうてくれるから」とアドバイスくださり、そのとおりに動いたら抜いて貰えることになり、Tさま〜(泣)ってきもちになった。そしてこのシーンのAさんの芝居がとても熱が入っていて、見ていてゾクゾクだった。改めて、すごいみなさんに混ぜていただいている喜びに打ち震える。今日はわたしはワンシーンでおしまい。着替えてバスを待ち、ホテルへ。帰りのバスが一緒になった、Kさん、Oさん、Bさんと4人で近くのやきとん屋さんへ飲みに行くことに。ここがすごくいい塩梅の飲み屋で、カウンターの中に木の短冊のメニューが貼ってあり、小上がりの座敷席もあって、安くてうまくて雰囲気も最高だった。KさんOさんBさん、みんなすごく映画好きで色々みてらっしゃるので、勉強になる話ばかりだった。ずっと映画とお芝居の話をしていても話がつきない。ああ、こうゆう感じ、いいなあ。21時半頃まで呑んで、明日も早いのでホテルへ。Kさんだけ締めにラーメンを食べに行かれた。

1.13日
6時に起きてお風呂入って準備し、8時半にホテル出発で現場入り。今日は大きなワンシーンを一日かけて撮る日。衣装がいつもと違っておめかし編なのでちょっと恥ずかしい。普段なら絶対着ない服。だったのだけどみんなに似合ってると言っていただき複雑な心境。メイクもいつもより濃いめにしてもらって待機場所で待機。今日はキャスト陣がほぼ全員参加なのでにぎやか。わいわいと撮影場所に入る。わたしはセリフはないのだけど、映りこむのでちょっとした小芝居を何回も何回も繰り返す。これが意外とたいへんで、たいした動きはしてないのに地味に疲れた。同じ部屋で同じ環境でずっと止まっているというのも意外とたいへん。お昼休み、お弁当を食べたあと、またしてもTさんに呼んでもらい、おしゃべりしていたらふとTさんが「傷つけたらごめんやで、自分な、俺の若い頃にそっくりやねん。俺が女装した顔にそっくり」といわれる。たしかに! 昔の写真を拝見するとまさにわたし! そしてTさんのおねえさまにも似ているらしい。うれしくてふたりで写真を撮ってもらっているといつの間にかまわりのみなさんもパシャパシャやりだしていた。目は違うんだけど、目口鼻それぞれ配置と、あと口元と歯が似ているらしい。これまで有名人の誰に似ている? 話をするとわたしは漫画のキャラばっかりで人間に例えられなかったけど、これからはTさんと言おう! ご本人からお墨付きいただいたし! なんか隣に並んでおはなししていると、実父よりも肉親に近い気がしてきて、おもわずお父さんと呼んでしまいそう。不思議。たのしい昼休みはすぐ終わり、午後からもどっぷり撮影。外の光がずっと明るかったのでわたしはてっきりまだおひさまが出ている時間なのかと思っていたらとっくに夜で、窓の外から照明部さんがつくった装置から照らされて明るくなっていただけであった。このシーンは大きく言うとSさんとTさんのバトルなのだけど、おふたりともすごくエモーショナルで、見ていて聞いていて感極まってしまった。何がすごいって、テスト、リハ、本番とものすごい何回も繰り返しても、全部の回ちゃんと同じ温度で感情が入っていること。テンションも維持しないといけないし、喉の疲れとか体力とか、全部コントロールしてなきゃいけないのに、本当にすごいな〜プロだな〜と感動。全部が終わったのは8時前。みなさん本当におつかれさまでした。順番に着替えて、ロケバスでホテルへ。そこから、俳優部7人で飲みに行くことに。だって、明日は撮休だしね! ホテルの人に教えてもらった居酒屋へ。ここもなかなかいい按配の飲み屋だった。上田の町はほんとに飲み屋が多い。7人でしっぽり0時すぎまで飲んだ。昨日はひたすら映画論、芝居論だったけど、今日はわりと踏み込んだプライベーツの話題で盛り上がった。Hさんから、とてもいい恋愛アドバイスをいただいた。シンプルなことだけど目から鱗だった。実行しよう。お店を出てホテルへ帰る道中は極寒。そらそうか、普通に氷点下やしな。こうやって知らない町で、テレビや映画で見ていた人たちとご一緒出来ているなんて、なんか全部嘘みたい、嘘かもしれへんな、とか思いながら部屋に帰った。