1.21月
8時に起きてお風呂。ラストホテル風呂をゆっくり満喫。上がって荷物まとめてチェックアウトの準備。10時にチェックアウトしてロケバスで現場へ。途中、共演者KさんからLINEで、お先に帰ります連絡が。Kさんは朝イチの出番が終わって新幹線で帰られた模様。今日はわたしだけ入り時間が遅かったのである。もうTさんも昨日帰っちゃったし、わたしも今日で帰らなきゃだし、淋しい気分が湧いてくる。最後の着替えをして、最後のメイク、いちいちしゅんとしてしまう。わたしこんな淋しがり屋やっけ?準備終わって、大会議室で最後のごはん。ロケ弁はシャケかチキンを選べてシャケにした。食べ終わって現場で待機。セリフはないけど、かわいいお気に入りのシーン。2シーンを撮影し終えたら、助監督さんが「ただ今のシーンをもちまして、◯◯役北村早樹子さんオールアップになりまーす」と言われ、みんなから拍手、プロデューサーさんからお洒落なボトル(みんなはお酒だったけどわたしだけ高級りんごジュースだった)をプレゼントされ、監督と握手。わあ〜わたしごときにまでこんなにしていただけるなんて。感動。終わって支度部屋で着替える。衣装を脱いじゃうともうわたしは◯◯ではなくなってしまう。かなしい。◯◯の役はたいへん居心地がよかったなあ、こんなにフィットする役って後にも先にもなかなかないやろうと思う。お化粧落としていよいよ北村早樹子に戻ってしまった。しょんぼりしながら待機室で、みんなが終わってロケバスが出るのを待つ。共演者さんの中にわたしと仲間の持病を持つ方がいて、医療費の補助を受けれる方法を色々教わり調べてみたけど、結局わたしはギリ当てはまらなくて補助受けられなさそう。チーン。みんなが揃ってロケバスへ乗り込み東京へ向かう。途中、巨大な月が現れてウワーとみんなで湧く。今日はスーパームーンらしい。山にいたのですごく月が近く感じた。そしてその月はずっとロケバスについてきた。バス寝るかな〜と思ったけど寝なかった。新宿郵便局前でバスを下され、これで本当におしまい。あー終わってしまった。淋しさに打ちひしがれながら帰宅。
1.22火
目が覚めて、あーもうわたしは◯◯(役名)ではないのかーと思うと悲しくて起き上がる気にならず、ふて寝を決め込む。昼頃やっと起きて、洗濯して押入れから毛布を出してきて干したり、家のことをやっていたら夕方に。夜は2/14のIKAZUGOKEワンマンでやる予定の某ダンスの振り付けを考える。ひとりで曲ききながら踊ってこれがなかなかむつかしいけどたのしい。半分くらいできた。参考に色んな素人が踊ってるユーチューブ動画見ていたら、そっちに夢中になってしまって、最終的に布団に入って寝転んでユーチューブ見てるだけの人になってしまった。
1.23水
5時起きで朝から労働へ。満員電車の通勤久しぶりすぎて朝から疲れた。労働は12月頭に入院しちゃって以来なので2ヶ月弱ぶり?職場について更衣室へいくと、ロッカーが新品に、おっきなテレビと加湿器まで出現していた。みんなに長野土産、じいじにワンカップをプレゼントして、長らくおやすみしてすみませんでした旨を伝える。みんなわたしが入院していたことを知らなくて、いちいち説明がちょっと面倒だった。久しぶりの仕事、ずっと入院でじっとしてたから、もとからない体力がさらになくなっていて、8時間おわるとぐったりくたびれた。ああ肉体労働って感じ。帰ってちょっと某ダンスの振り付けを考えて寝た。
1.24木
5時起きで朝から労働。社員のSさんが坊主頭になっていて、もう38歳なのに少年ぽく、華奢なのでなんかはだしのゲンみたいになっていて笑う。それから今まで週6で入ってる働き者のバイトHちゃんが社員に昇格したらしい。新人さんもたくさん入っており、まあ2ヶ月たてば色々あるね。仕事的にブランクは特に感じなかったけど、やはり体力がなく、8時間立ち仕事すると全身よぼよぼに。でも身体動かすのは精神衛生上いい。病院のベッドでじっとしていると本当に心が病んだもの。動けるってすばらしい。仕事上がって、メガネがズレるのでお直ししてもらいにメガネ屋へ寄り、ちょっと時間があったのでイタトマでコーヒー飲んで、夜はシアターpooへ、飯田華子さん企画女の星座の物販スタッフに。今月のゲストはわたしもたいへんお世話になっている円盤店主の田口史人さん。田口さんはミュージシャンやパフォーマーではないので、どんな絡み方をするのやろ?と思っていたら、まさかの筆談であった。スクリーンに田口さんのパソコンが繋がっていて、リアルタイムで文章を書きそれを見るスタイル。しかも、飯田さんの紙芝居と同時進行。紙芝居を見ながら読書をしているような不思議な時間だった。田口さんの、飯田さんとの出会いや飯田さんへの期待や思いなどがにじみ出ていて、個人的にぐっときてしまい、2度ほど泣いた。飯田さんの最初の自分語りからやばかった。ステージで、ああいうことを吐露するのはかなりリスキーだし覚悟がいることで、飯田さんはこの企画でどんどん剥けて行っている気がする。今月もとてもいいものを見た。お客さんたちにたくさん、「退院したの?もう大丈夫なの?」と声をかけていただいた。おかげさまでシャバに戻りました。お見舞い、ご心配くださった方本当にありがとうございました。もう一生入院はしたくないデス!帰り道、電車を乗り換えていたら鶴瓶さんから電話。なんと、次の日曜日に放送の鶴瓶さんのニッポン放送のラジオ番組でわたしの曲をかけてくださったとのこと。うれしい!そしてご丁寧に連絡くださって、本当に鶴瓶さんのお人柄に感動。幸せを噛み締めながら帰宅。
1.25金
起きたら家出る30分前でばたばた着替えて準備してゴミ出して、電車で病院へ。今日は退院後初の骨の方の通院日。ぼーっとしてたら起きて立ってたのに電車降り逃して根津まで行ってしまい、一駅戻り、千駄木から走って都立駒込病院。1ヶ月住んでたのでなんか懐かしい気持ち。レントゲンして血液検査して、診察を待つ。45分くらい待ってやっと呼ばれたら、なんと主治医じゃなく知らない先生で、主治医は緊急オペが入ったとかなんとかで不在だった。傷も骨も血液検査の数値も良好とのこと。ホッ。会計に並びに、お薬に並び、お昼すぎにやっと病院を脱出。そのまま渋谷に出て、ヒューマントラストシネマでリメイク版映画『サスペリア』を見た。初日に見に行くほどサスペリア好きかというとそこまでじゃないんだが、タイミングがあったので。映画は、わたしのオツムが足りないだけでしょうか?わりと意味不明だった!意味不明だったのだけど意味とかじゃない部分があまりに最高だったので、わたしはよかったです!酔拳のような動きをしながら関節バキバキ折られていく死の舞踏が、そんな殺し方あるんや!という新鮮さでおもしろく、あと血みどろ全裸のダンス儀式がかっこよくって惚れた。果たしてこれはホラーなのか?正直怖くはなかったですが、わたしが色々麻痺してるだけかもしれません。終わってスペイン坂の方に出て、カフェ人間関係でコーヒーとスコーン。夕方からはバーぽくなっててうるさいけど、程よいざわざわで書き物が捗った。夜はアップリンクに移動して、音楽をつとめさせていただいた映画『息衝く』の上映を見守りに行った。音楽をつくる上で何度も繰り返し見た映像なので、なんかもう我が子を見るような心地になってしまっているのだが、ひさしぶりに見るとやっと他人事として見れた気がした。この映画は最近めずらしいくらいドがつくほど真面目な映画で、エンターテインメントとは遠いところにあるし、2時間越えで長い。重い。しんどい。だけど何故か見てしまう。終わって木村監督と、ゲストの富田克也監督とのトーク。わたしは『サウダーヂ』から富田監督のファンなのでなんかうれしかった。富田監督の新作が宗教のおはなしでもあることから、トークテーマは宗教だった。わたしの知らないことだらけで正直半分くらいしか理解出来なかったけど、富田監督の新作は絶対みにいこーと思った。終わって、見にいらしゃっていた出演俳優の川瀬陽太さんや西山真来ちゃんにご挨拶し、富田監督にもファンです♡というキモイ挨拶をして、終電も近かったので急いで帰路。病院からの映画2本、なかなかこってりな一日だった。
1.26土
9時頃に起きてお風呂。朝からたまった請求書書きなどの事務仕事。おそろしいことに請求書9か月分もたまっていた! わたしは個人事業主なのでこういうの全部自分でしないといけないのだけど、請求書は今どき全部二枚複写のやつを手書きで書いていて、なので9カ月分はたいへん疲れた! 右手つりかけた! それから富士吉田の方に発送を手紙を添えて一件。昼頃に家を出て、今日は川崎ロック座へ。大好きなみおり舞さんが出ておられるのでこれは拝みに行かねばとひとりでストリップ。扉をあけると、土曜日だからか満席でぎっしり立ち見までいる! おお! 立ち見に並んで観る。ひさしぶりのストリップ。見たところ、今日は女性客がわたし以外ひとりもいなさそう。お目当てみおり舞さんの一回目、杖をついて猫背で編み物をしているおばあさんに扮するみおり舞さんがすってん転んだところから若かりし頃にワープして当時の恋を思い出して踊るストーリー。ほんの20分くらいの中でしっかりドラマもあって芸術的でもあって、しかしストリップなのである! 最後は回る盆の上でポーズを切ってご開帳し、それを見て男性たちはおひねりを渡す。見る度にこれは日本が誇るべきエンターテインメントやな~と思う。わたしはまだストリップ初心者なのだけどもうなんやかんや10回は劇場に足を運んだかな? ってくらいだけど、お客さんはみんな紳士的で女子がひとりで行っても怖い思いをしたことはないです。それどころか、今日ははしっこに立ってたら知らないお兄さんが席をゆずってくれたほど! ライブハウスなんかよりよっぽどお客さんたちマナーはいいです。客席スマホは禁止で、それもみんな守っているし。(裁判所も禁止だけど、結構こちょこちょスマホ触ってる人いる)ストリップ劇場はええとこです。一回目が終わって、一旦外出券をもらっておそとへ。行きたい喫茶店があったのでアイホンで地図見ながら向かうも、ガッデム閉まっていた! チーン! 仕方ないのでベローチェへ。なんとここも満席でぎりぎり座れた。土曜日だから? 川崎は都会なのやね。1時間たって再び劇場へ。二回目の演目は青い鳥。みおり舞さんは元バレリーナなので、てっきりブルーバード踊られるのかな? と思ったら、違って、ダンサブルな作品だった小鳥を指に乗せてぴよぴよさせて踊るみおりさんは少女のように可憐で可愛らしく胸きゅんだった。今回はバレエ色は控えめな出し物だったけど満足。二回目終わって、帰路。川崎は意外と近くて我が家からなら高円寺行くのとそんな変わらない。
1.27日
寒いので布団から出られない。が、朝の薬をキメないといけないので7時にベッドから上半身だけ伸ばして薬を飲んでまた布団に埋まる。ダメ人間。9時半頃にやっと起きて洗濯。パソコンでちょっと作業。オフィスの期限がずーと前に切れていたのでニューバージョンをインストールしたらめちゃんこ時間かかって苛々。わたしは大阪人なのでイラチである。信号も待てずに食い気味で歩きだしてしまうタイプ。なんやかんやで2時間くらいかかった。それからこの日記も、はてなダイアリーが業務終了とのことで、はてブログに移行しないといけないのでその作業。全然いいデザインがなくて落ち込む。あー前のはてなダイアリー、字おっきくて見やすくて好きやったのやけどな~無念。午後から、配給の方に送ってもらった映画「モースト・ビューティフル・アイランド」をDVDで見る。これが血も暴力もないのに怖ろしいホラー映画だった。正直サスペリアより怖かった。早速コメントを書いて送る。夕方、ニッポン放送の鶴瓶さんの番組『日曜日のそれ』を聞く。なんと! 鶴瓶さんがわたしのことをしゃべってくださり、マイハッピーお葬式もかけてくださりました。うれし~! パーソナリティーの上柳さんも、以前番組にお邪魔したこと、ライブにも来てくださったこと、ちゃんと覚えててくださって感謝。束の間うれしいひとときだった。