7.16〜22日記

7.16月
朝から普通に労働。祝日なのでばったばた。しかし暑い。我が職場、ポジションによっては冷房がんがんで涼しいのだけど、わたしは午前中は涼しいポジションでクールに接客してるのだけど、午後からは戦場の厨房の中で食器洗いおばさんと化すので、この厨房の中は冷房が効かず激アツ。しかし制服は通気性の悪いウエイトレスさんのワンピース着用なのでめっちゃ蒸すんである。今年の夏、暑過ぎひん? 

7.17火
朝から普通に労働。思いがけずT純ちゃんがいらっしゃってうれしかった。帰って、夜はI田さんとミーティング。ベローチェで2時間ほど話し合ったあと、こたにで飲んだ。まだ具体的には書けませんが、めっちゃおもしろいプロジェクトが立ち上がりましたぜ! 楽しみ〜! ふたりで話し合っていて、セクシーな人って何ぞや、という話で盛り上がった。美男美女やからといって必ずしもセクシーなわけではなくて、逆にいびつな見てくれであってもめちゃんこセクシーな人はセクシーやんね。やっぱりセクシーな人がいいよね。わたしは面食いな自覚はないですが、セクシーさは欠かせない。顔云々やなく、セクシーかどうかがポイントや。うーん、セクシーなキャスティング……とふたりで楽しく悩んだ。

7.18水
越谷でライブの日。朝から練習したりライブのシミュレーション。入り時間が早めだったので、日中ピーカンの中リュックを背負って出発。はじめて越谷という土地に降り立ったけど、我が家からは都心部へ行くよりも近かった。わたしの家から二番目くらいに近いライブハウスかもしれへん。ごあいさつなどしつつリハ。PAさんとうまくいかず、音がぼやけまくってにっちもさっちも行かず泣きそうになっていたところ、見かねた対バンの太陽肛門スパパーンのベーシスト内田さんが「ピアノの低音を切って中音を出してください……」的な神の声を発してくださいり、奇跡的に解決! 内田さんすごい! いや、内田さん、内田典文さんはめちゃんこすごい敏腕PAさんで、この日は太陽肛門スパパーンのベーシストとしていらしていたのだけど、本職はPAさんで、わたしこれまでにやってもらったことのある中でいちばん好きなPAさんなんである! 内田さまさま〜という気持ちでリハを終了し、しばし楽屋で談笑。スパパーンのライブもはじめて見るので楽しみ。物販などを並べて一度喫茶店にドロン。駅前にあったカフェOBという店に入ったら、ここ竹ノ塚の珈琲茶館OBの姉妹店であった。食券で買うシステム。コーヒー200円、安い。けどコーヒー薄かった。パソコン持ってきていたので、締め切りが迫っている特選小説の原稿を書く。家やと怠けてなかなかはかどらへんけど、喫茶店にくるとはかどるのは何故やろうね。第一稿は書けたので保存して、会場に戻る。ひさしぶりに、大箱ライブハウスで対バンも4ついるライブ。ジャンルもばらばらやし、正直スパパーンさんがいなかったら辛いだけの時間だったけど、とにかくスパパーンがすごかった。スパパーンは弦楽器管楽器合わせた楽隊と、劇やダンスやパホーマンス隊が4人の総勢15人くらいの大所帯で、ミュージカル仕立ての1時間半。男全員白ブリーフで、でも曲は全部めちゃんこオシャレでかっこよく、演奏も全員めっちゃうまい。その上でミュージカルがもうひどいというかなんというか、こんなに日本情勢で遊んでる人しらんわ〜という感じ。スパパーン率いる花咲さんは、思想家であられるので、これら決してただのギャグというわけではない。なのやけど、安倍さん、安倍夫人、トランプ、皇太子、籠池さんなどのお面をつけた人々が風刺劇を、風刺劇といかそれはそれはひどい下世話なド下ネタオンパレードな劇をやって、ダンスをやって、あと謎の尻太鼓コーナーがあって、変な乗り物にお尻を丸出しで乗った人が回ってきて、最初はメンバーが叩いているのだけど、その尻太鼓が客席まで回ってきて、お客さんにも叩かせるプレイをするんやけど、もう既にお尻が真っ赤に腫れあがっていてかわいそうでわたしは叩けず。わたしは政治情勢にめっちゃ疎いので、政治ネタを全部は楽しめないのが残念だったけど、安倍ロボとか舞台美術もいちいち凝ってておもしろく、全体的にすごくたのしかった。西の赤犬、東のスパパーンって感じかな? ベクトルはちょっと違うかもだけど。スパパーンのメンバーさんはやさしくて、わたしの物販も買ってくださった。ありがたし。終わると11時まわっていたので、乾杯はせずに帰路。駅で、内田さんと、見に来てくれた『息衝く』監督木村さんと一緒になる。木村さんの前作『愛のゆくえ(仮)』の音楽はスパパーンなので、木村さんはわたしにもスパパーンにも所縁あるのであります。今日のスパパーンは1時間半くらいの短いセットだったけど、普段はあれで3時間やるらしー。おそろしー。12時すぎに帰宅。

7.19木
朝からバスで区役所へ。わたしは持病で医療費がめちゃめちゃ高くてもう無理と嘆いていたら、限度額適用認定証という制度を使ってみては?とやさしい人が教えてくれたので、それの手続きをするため区役所。はじめて区役所の本館に来たけど、足立区とは言えなかなか立派な建物。保険課に行って窓口で順番を待ち、呼ばれて相談をする。ものの30分ほどで限度額適用認定証というのは作ってもらえた。が、しかし! 説明を聞いていたら、わたしのような底辺の収入の人間でも、一か月病院だけで35400円、薬局だけで35400円の合計7万までは自腹で払わないといけないらしく、それを超えたら返金してもらえるらしいのだけど、わたしの場合さすがに7万はこえないので、この制度特に意味はなしなんであった。ガッデム。バス代返して欲しい気持ち。ああ、貧乏病人に救いの道はないんやね。最近わりとまじで、この日々がいつまで続くのやろうかとか考えて死にたくなる毎日。病気が治る保証もないので、このまま一生高い薬漬けの日々を送らないといけないけど、このままいくとわたしは貯金が尽きて薬代が払えなくなり、即ち死、なんだけど、残念ながらこの病気は死に至る病ではないんだよね。ところでわたし、発病してから医療費になんぼほど払ってるんやろうって、ざっと計算したらおよそ280万くらい払っていることが発覚してなんかもう絶望的な気持ちで帰って、郵便局、北村直販の発送1件。夜は特選小説の原稿を推敲してまとめなおし、編集さんに送った。

7.20金
朝から普通に労働。お昼に漫画家Mさんがいらっしゃった。ひさしぶりに会えてうれしかった。この労働は思いがけず色んな人に会えるのでやめられない。帰りに、クルクルドライヤーがそろそろ寿命なので(クルクル部分が焼き切れている)ビックロで購入。いつも980円くらいのいちばん安いやつを買ってたのだけど、今回奮発して1980円のちょっといいやつを購入。

7.21土
ああ、今日もまた新しい一日がはじまってしまった、という暗澹たる気持ちで目覚めるのがここ毎日。そうは見えへんかもしれへんけど、自分で鬱の暗雲が来てるな〜という感じがわかる。暑さで目覚めて、でも何をやる気にもならないのでベッドから降りて、台所の床(朝はここがいちばん涼しい)に寝転んで、ゴロゴロしながらアイホンで動画を見る。我ながら、腐っている。昼からはクーラーをつけて家でだらだらしていたら、マッキーから電話。業務的なことから関係ない話まで、1時間くらいおしゃべりする。マッキーは今うさぎと住んでいるんだって。かわい〜。電話を切って、業務的なメールを2件。夜、突如雷が轟き、霰でも振ってるような音がして何事?! となったがそういえば今日は足立区の花火大会の日であった。忘れてた。とはいえ、花火とかお祭りとかは全部敵、特に見に行くでもなく家を出なかった。ツイッターを見ていたら、この土日は都内色んなところお祭りなんやなあ。中野大和町の盆踊り大会が、岸野さんが仕掛け人になっていてニュータイプの盆踊り大会ですごく楽しげだった。わたしはお祭りを誰かと楽しんだり出来た記憶がないのでこんなにお祭りを憎んでいるだけの、要するにただの僻み根性なんやって、自分でわかっている。いつの日かお祭りを楽しめたらコロっとお祭り大好き人間になれるかもしれないね。

7.22日
朝から振込を一件。通帳記入して不安感が増す。それから労働へ。日曜も働くことにしたので、今週も労働。働き口があることはありがたいことです。職場の冷蔵庫に、またしてもOさんから梨の贈り物が。いま我が家の冷蔵庫梨天国。