5.23〜29日記

5.23月
普通に労働。特筆すべきことはなし。帰って猛烈に宿題。わたしえらい。というか、先週西成で遊び倒したつけがきておる。

5.24火
早朝に宿題を一個提出してから、普通に労働へ。勤務中、『特選小説』の編集さんが献本を持って来てくださる。うれしいけどちょっと刺激が強い雑誌なので、ぽっとその辺に置いててうら若きバイトの子らにうっかり見られたりしたら大変なのでちょっとどぎまぎ。いや、ほんまは見せてびびって困ってる顔が見たい。夕方上がって、C子せんせいと『女中たち』ミーチング。というか、C子せんせいが翻訳家の先生に上演許可をもらうためのお手紙を書かないといけないらしくって、わたしはそれを見守る応援係。7月にやるジャンジュネの『女中たち』というお芝居は、しっかりフランスの著作権事務所に許諾をもらって、それから改めて翻訳家の先生にお手紙を出さないといけないらしく、原作もんの上演は色々大変なのです。そういう業務もSWANNYはC子せんせいが基本全部ひとりでやってて、本当にすごい。お手紙が書けたあとは普通におしゃべりして近況報告会をして、お別れしました。

5.25水
朝から虎の門の方の病院。また薬が増えたガッデム! お注射も更に1本増えた。これを薬漬けと呼ばずになんと呼ぼうね。お薬をいっぱい飲んでいると、おしっこの色が濁るんだぜ。ちょっとびっくりな乳白色のおしっこが出たりしています。おひるから飯田橋の角川試写室へ、白石晃士監督の新作『貞子VS伽耶子』の試写会にお邪魔する。わたしこの手のちゃんとしたマスコミ試写会ってほんとときたま呼んでもらってお邪魔する程度やから片手で数えるくらいしか行ったことないけど毎回わたし明らかにマスコミ関係者ではない風貌やからお前誰やねんて思われてる気がして受付が怖いのやけど、今回は白石さんが予め受付リストに名前入れてくれてて北村早樹子(歌手)ってまで丁寧に書いてくれたので、不審者になってつらい目に合うことなくするって入れてホッ。席を探してふらふらしていたら、偶然ばったりR夫さんと遭遇。お隣が空いてたのでお邪魔する。映画はまことに爽快で、ホラーやけどホラーじゃないというかしっかり笑える白石節全開で、白石さんはこんなゲーノー人をふんだんに使って壮大に楽しいことしててすごいなあと思った。たまおちゃんという霊感強いメクラの小さい女の子のぶっきら棒な演技がすごいよかった。あと主題歌が聖飢魔Ⅱで、閣下の歌ってはじめて聴いたけどあんなハキハキと歌う歌い方なのやな〜てびっくりした。終わってR夫さんと途中まで一緒に帰ってて、ひさしぶりにおしゃべりできて楽しかった。大阪で首吊り廃墟行ってみた話をしたり、あとわたしの家の近所にすごい魅力的なキチガイハウスがあるとの情報を教わる。お別れして早速アイホンで検索して調べるも出てこず。そんな簡単にたどり着ける場所ではなさそうである。帰ってまた宿題の続きをがんばる。

5.26木
朝から普通に労働。上がって夕方から飯田さんと、母親教室コントDVDの納品行脚の旅へ出る。まずは高円寺円盤。T口さんとひさしぶりにおしゃべり。T口さんから我らふたりでの、おもしろい企画の提案をいただいた。これは絶対おもしろいものになる気がする! が、かなりがんばらなければいけません。しかしT口さんはおもしろいことを思いつくなあ。円盤を出て、お次は中野へ、ブロードウェイのタコシェにて納品。あとCDの旧譜もいくつか追加で納品させていただいた。それからお次は阿佐ヶ谷、よるのひるねに納品。店主K田さんが可愛くポーズしてくれたの写真に撮ったり。ということで、『北村早樹子×飯田華子 母親教室コント集DVD』は、阿佐ヶ谷よるのひるね、高円寺円盤、中野タコシェにて委託販売はじまりました。タコシェと円盤では通販も出来ると思います。おもしろいのでぜひ買ってね! コント5本と主題歌「母に感謝」5パターン収録の40分で1200円、完全手作り自主制作です! 納品行脚が終わって、飯田さんと四文屋へ飲みに行く。飯田さんとは1週間前にも西成でこってり遊んだばっかりやのに、既にわたしははやく飯田さんと会いたくなっていたので今日はごきげん。飯田さんからこれまた仰天なはなしをたんまりと聞いた。やっぱり飯田さんは最高や。阿佐ヶ谷で3時間くらい飲んで、そして足立区へ一緒に帰り、日高屋でもう一度飲んだ。飯田さんとは何時間一緒にいてもずっと楽しいから帰りたくなくなっちゃう。ところでわたしは大阪人なので餃子は断然断固王将派なので、日高屋なんて所詮さ〜て感じでなめていたのやけど、意外とおいしかった、ごめん。

5.27金
メルマガ用の文章の宿題を超がんばった。今回はすごく気合が入っています。昼から大学病院の通院。今週は週3で病院の予約があるぐったりな1週間。先生からふいに、お祈りすればいいんじゃないの、とか言われて、ここは場所が場所なだけに、およよっとなった。やっぱりこの病院はそっちなのであろうか? でもそんな先生に向かって、わたしは神様も人間も愛も夢も何も信じていないことを主張しちゃった。祈ったり願ったりしたら叶って救われるという発想がわたしの常識には皆無。帰ってまた宿題。夜、いったん一個は仕上がったことにして送信。

5.28土
朝から洗濯どばっとして掃除機かけたりして、昼からまた病院。昨日とおなじ病院やのやけど違う科に行かないといけなくて先生の都合でこう二日間こないといけない始末。無駄足。病院終わって、夜は飯田さんのワンマンを見に高円寺円盤へ。2時間くらい時間空いたのでサイゼリヤで宿題する。飯田さんのワンマンは、本当にすばらしかった。飯田さんの紙芝居って、全部がっちり作りこまれた虚構の世界って思ってたけど、今日はなんだかどのお話しも、すごく切実な飯田さんご自身の叫びのような作品なのやって痛烈に感じた。わたしたちは自分がダンゴムシなんやと気がつかなければいけない。紙芝居6本のあと、礼拝タイム。この主の文章が、笑えるのにすごく飯田さんの切実な気持ちが詰まってて、最後に賛美歌の合唱コーナーがあって、日本民謡アイムプラウドと神田川をカラオケで歌い、そして最後に飯田さん作詞のイエスタデイの替え歌を「神なき明日のために」を合唱。この歌詞がすごくよくってちょっと泣きそうになった。わたしたちは孤独を抱きしめて生きていかなければいけない。ちゃんとひとりぼっちで帰らなければいけないね。ライブ終わって、円盤内、知り合いがいっぱいいたけれど、みんなで和気藹々とこのまま飲みに行ったりとかしてはいけない、今日の飯田さんの伝えたかったことをちゃんと飲み込んで帰らないとって思って、あんまりみんなとしゃべらずにささっと帰った。

5.29日
色々あって寝ないで朝。でも別にあんまり眠たくもなくて、起きたまま宿題をしなければならない義務感にだけ駆られてパソコンを開いてはいるけどなんにも進まず。月末に仕上がる気がしない。夜は新宿のスタジオで11日の大バンドライブのリハ―サル。バンドでやるには新しい曲を2曲追加で練習。これはなかなかよい! といことで6月11日はみなさんぜいとも赤坂グラフィティにきてね!
予約はkitamurasakiko.info@gmai.comでも受付中!